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スティーブ・ジョブズが育った幼児時期の秘訣は!?

今回は、スタンフォード大学の卒業式のジョブズのスピーチからわかる、彼の偉業の大きな要因の1つについて、幼児教育の観点から見ていきたいと思います。

ティーブ・ジョブズは養子として引き取られる

スタンフォード大学の卒業式のスピーチのなかでジョブズは、自身が養子であったと言っています。

また、養子としてジョブズを引き取った両親は、優秀な大学を卒業していたり、弁護士など立派な仕事についたりしていませんでした。

どちらかというと労働者階級と言われるような階級の両親でした。

ジョブズの育ての親というと、世間的に優秀な人を意識するかもしれませんが、そんなことはなかったのですね。

もちろん、ジョブズの実の親の遺伝による影響や、ジョブズを養子として引き取ったご両親の能力が高かった可能性はあります。

ただ、ここで大切なのは、「社会的に偉いとされている職業や地位にある子どもだから、優秀になるというわけではないということ」です。

ョブズの価値観と決断力

ジョブズは大学進学後、大学の授業に価値を見いだせず、途中で中退してしまいます。

ただ、大学にはその後も居残っており、自分が好きな講義にだけ真剣に出ていました。

特に、当時ジョブズが通っていた大学の「カリグラフィー(文字に関する芸術)」の講義に熱心に出席し、そこで得たデザインの知識が後のジョブズの数多くの偉業に影響を与えてきました。

さて、ここで注目したいのは、ジョブズ自身の価値観(信念)と決断力です。

ジョブズはスタンフォード大学の卒業式のスピーチで、以下のような言葉を残しております。

私は、自分が人生において何をしたいのか、それを見つけるために大学が何の役に立つのか、まったく分かりませんでした。(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

だから、私は退学すると決めました。これですべてがうまくいくと信じていました。(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

残念ながら、大学進学後、本当にその大学で学ぶことに意義を感じている学生はそう多くはいないと思います。

ただ、そのほとんどは、「自分のやりたいことがない」「価値を感じない」からと言って、ジョブズのようにすぐ中退に踏み切ることはできません。

「自分のやりたいことがここにはない!」

「だから、中退して、好きな講義だけでる」

という決断は誰しもがもっているわけではないということです。

なぜ、決断できないのでしょうか・・・?

「(先が不透明で)不安だから」

「人と別のレールに乗ることが嫌だから」

などの理由ももちろんあるでしょう。

ただ、私は、このような理由だけではないと思います。

ジョブズはスピーチのなかで、このような発言もしています。

私は幸運でした。自分が何をしたいのか、人生の早い段階で見つけることができたからです。(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

私は、いろいろな学生とふれあってきて、大学生のほとんどは自分のやりたいことを見つけるために大学に進学してきたのだと感じています。

高校3年生になり、

「将来自分が何になりたいのか」

「どんな仕事をしたいのか(生み出していきたいのか)」

ということを考える間もなく、大学受験の勉強をします。

「とりあえず自分がやりたいことが今はわからないから大学にいって決めよう」と考えて、とりあえず偏差値の高い大学を目指します。

もちろん、「やりたいことを見つけるために大学に行く」ということは目的の1つとしてはアリだと思います。

ただ、実際に自分のやりたいことを見つけることなく、大学3年生になったら、就職活動を当たり前のように始めます。

なかには「◯◯へ行きたい!」と思って一生懸命がんばる人もいます。

一方で、「とりあえず皆やっているし、就職して働かなきゃ行かないから」という理由で就職活動をはじめる人もいます。

果たして、後者の人は、自分のやりたいことが見つかって、または、「それをやりたい!」と思って、その仕事に就こうとしているのか、私にはわかりません。

価値観が多様化しているなか、仕事以外の人生の部分を楽しめればいいと考えていて、とりあえず安定(といわれる)職業に就き、将来家族をつくって幸せにやっていきたいと思っている人もいると思います。

これもまったく否定するつもりはありません。

ただ、僕は、「自分がこれをやりたい」と思っていることを仕事にして生きる人生が一番魅力的だと思います。

あくまでも僕の意見です。

このような考えをもっている方は、おそらくですが、自分の子どもにも「自分がやりたい!」と思える仕事をして、生きがいを体感できる人生を送ってほしいと、少なからず思っていると思います。

ここで、あらためて、ジョブズの、

私は幸運でした。自分が何をしたいのか、人生の早い段階で見つけることができたからです。(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

という言葉の重要性を僕は感じました。

「自分の本当にやりたいこと」

これは、簡単に見つからないと思います。

これが簡単に見つかれば、「悩むこと」は増えても「迷うこと」は減ると思います。

大学に進学している人たちも自分のやりたいことが本気で見つかると思って、受験勉強を必死にして、合格しようとがんばっていたと思います。

それでも、最終的には「やりたいこと」が見つからず、お給料や安定という魅力に負け、あまり好きでない仕事に就く人もいると思います。

それでも、人間一度は「自分がやりたいこと」を深かれ浅かれ考えたことがあると思います。

でも、なかなかそれは見つからないのが現実なのかなと思います。

私は、ジョブズのように「自分の本当にやりたいこと」を見つけるために、育むべき能力や特性は何なのかと思いました。

それにはさまざまなものが考えられます。

ここで、僕の考えをすべて伝えることはできませんが、一番基礎となる力を今回は話していきたいと思います。

それは、「好奇心」です。

ョブズの偉業の要因の1つは「好奇心」

ジョブズはスピーチのなかでこんな言葉も残しています。

自分の興味と直感に従って動き回っているうちに出会ったものの多くが、後からみればこの上なく価値のあるものだったのです。(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

もっとも重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気をもってください。心や直感は、あなたが本当は何になりたいのかすでに知っています。(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

簡単に言ってしまえば、

「自分の興味や直感に従うことは重要で、そうすることで自分のやりたいことも自然と見つかる」

ということです。

しかし、興味や関心、また、「ピン」とくる直感は、誰もが持っている力ではありません。

※「直感」に関してはさまざまな学説がありますが、ここではみなさんがイメージしている「直感」で解釈してください。

日常生活の小さなできごとやモノ・ヒトに対して興味をもつ人もいれば、そうでない人もいます。

ただ、極端にいってしまえば、ジョブズは、この興味や関心、直感をさまざまなものに感じられるかどうかが大切だと言っているように思えます。

しかし、ある意味この「アンテナ」みたいなものは一朝一夕に身につくものではありません。

もし、大人になってから身につけるためには、訓練が必要になります。

ただ、この「好奇心」の芽が生えている時期が私たち人間にもあります。

それが「幼児期」です。

児期に「好奇心」を身につけるためには?

好奇心とは、

物事を探求しようとする根源的な心。自発的な調査・学習や物事の本質を研究するといった知的活動の根源となる感情(引用元:wikipedia)

と定義されています。

1つの学説として、人類がここまで進化してきた要因の1つとして、人の飽くなき好奇心があると言われています。

つまり、人は生まれながらにして好奇心(の芽)をもっているということです。

では、なぜ、大人になると好奇心がなくなる人が増えるのでしょうか?

その原因の1つとして、「既存の学校教育」が挙げられます。

詰め込み式教育」と言われるように、答えありきの問題に対して決まった方法で正解を導く教育、これが人の好奇心の芽を潰してしまう要因の1つだと僕は思います。

テストで満点をとること、これが今の学校教育で重視されていることです。

生徒の主体性や考える力は、ここ最近やっと注目されてきておりますが、実情はあまり変わっていません。

そのため、好奇心の芽を摘まれないためにも、幼児期にしっかりとした好奇心を養っておく必要があります。

学校教育というシステムに組み込まれても、決して失われない好奇心を子どもに身につけさせること、それが幼児教育のひとつの役割だと思います。

そのためにも、まずは乳児期の親の関わり方がとても大切になります。

が子どもの「安全基地」になる

子どもは生まれながらにして、「探検する心」つまり好奇心をもっています。

ただ、この好奇心をしっかりと育むことができるかは、「乳幼児期の親の関わり方」によります。

これが「アタッチメント(愛情)理論」というものです。

理論と言ってもまったくむずかしくありません。

ひとことで言ってしまえば、「赤ちゃんとたくさん触れ合って、たっぷりの愛情を与えてあげてください!」ということです。

特別なおもちゃなんていりません。

とにかく赤ちゃんのひとつひとつの動作や声(「あー」とか「うー」とか)に大きく反応してあげて、笑顔でたくさん話しかけることが大切なのです。

言葉が通じなくても何の問題もありません。

そうすることで、赤ちゃんは、「何かあっても、ママ(パパ)のところにくれば、大丈夫だ!」と思えるようになります。

そして、赤ちゃんは「ママ(パパ)という安全基地」を確保して、はじめて未知の世界(齟外の世界)に踏み出していけるのです。

そうすることで、いままで知らなかったものに触れ、好奇心を全開にして、いろいろなものに興味をもてるようになっていきます。

逆にいえば、赤ちゃんに十分な愛情を与えられないと、赤ちゃんは安全基地を確保できないので、外の世界に対して警戒心をもってしまい、好奇心をうまく育むことができません。

そのため、まずは、たっぷりの愛情を赤ちゃんに与えることが大切です。

要最低限の道具や材料を用意して自由に遊ばせる

幼児期に入り、子どもが歩き回れるようになってきたら、必要最低限の道具や材料を与え、あとは子どもの自由に遊ばせてあげましょう。

とにかく、子どもの身に危険が及ぶ場合以外は、口をはさむ必用はありません。

たとえば、公園につれていって、自分の子どもだけ、みんなの和に入っていなくても、そのままにしてあげてください。

子どもは、自分なりに考えています。

そして、自分がやっていることに「集中」しています。

それを大人の勝手な判断で途切れさせないようにしてください。

与えるおもちゃは、よく言われるようにレゴや粘土、スコップなどでよいです。

用意してあげる環境としては。「公園」や「砂場」など子どもが自由に動き回れ、かつ自然なものに触れられることものが良いです。

とにかく、このような「環境」を用意して、たくさん遊ばせることが好奇心を育むことにつながります

どもの「なぜ?」には丁寧に。

好奇心を育むうえで、子どもの「なぜ?」には丁寧に反応してあげてください。

3歳くらいから、子どもは身近なことに「なぜ?」と感じるようになり、どんどん大人に質問してきます。

この「なぜ?」にしっかりと応えてあげてください。

これは、正解を教えてあげてということではなく、粗末な対応をしたり、無視したりしないであげてくださいということです。

また、もし子どもの質問に答えられない場合は、図鑑や辞書をつかって一緒に答えを探しましょう。

この積み重ねが好奇心を育むことにつながります。

もちろん時間がない場合は、スマホやタブレットなどをつかって調べてもよいと思います。

これらの電子機器は、頼りすぎることはいけませんが、活用することはとても大切です。

子どもの「なぜ?」に対して、粗末に返すことは子どもの好奇心の芽を摘むことにつながります。

だからこそ、子どもの「なぜ?」は大切にしてあげてください。

いごに

さいごに、ジョブズのインタビューでの発言を取り上げます。

ひとつの場所に固まっていてはいけません(引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

変化が激しい時代のなかで、ひとつの場所にとどまらず、時代の波に合わせて自分も進化していくことが必要だということでしょう。

その源は、「好奇心」にあるのではないでしょうか?